ヨーロッパには前史時代の遺跡が残る場所が幾つかありますが、それらの一つ一つが私たち人類の進化の秘密を明かしてくれます。
スペインにあるザファラヤの石器時代の地勢、イタリアのガゥアタリの洞窟、あるいはポルトガルのラガール・ヴェロからは、人間の遺骨が出てきました。それはたとえば3万年前と推定される人間の下顎や、ネアンダールタル人の頭蓋骨、あるいは4歳位の子どもの完全な骸骨などです。
アルタミラの遺跡(サンタンデル)やコアの谷の遺跡は、岩穴に描かれた前史時代の絵の貴重な見本で、ユネスコに登録されています。
フランスでは、前史時代の研究は1837年に公にスタートしました。
ペリゴール地方のエイジー、ヴェゼールの谷、洞窟の壁に描かれた絵で有名なラスコー、そしてショヴェや、イステュリ、オクソセルアラの洞窟、そしてブラセンプイ。これら先史時代の遺跡は、私たちに文明のさまざまな発展段階を教えてくれます。
フランスの考古学ならびに科学的業績は世界的に知られています。ですから「ヴィーナスの土地」としては、ボルドーのブドウ畑とピレネー山脈の麓のワイナリーの間にあるブラセンプイの地でこの企画を立ち上げようと考えたのです。
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